こんにちは、ハピラボCDOの田邉です。

 

今回のハッピーワーククエスト（通称ハピクエ）にお迎えしたのは、アトリエe.f.t.代表、DOBERMANのボーカル、まほうのだがしやチロル堂共同代表、トーキョーコーヒー代表と、いくつもの肩書きを持ち、悩みながら未来を作り続ける、吉田田タカシさん（通称：ダダさん）。

 

「今日の話を覚えて帰ってもらうというよりも、今日の話をきっかけに“こんなこと思ってたなぁ”を持って帰ってもらいたい。」

 

こんな優しい言葉に誘われてダダさんのお話を聞いていたら、私自身の中から、子どもの頃の記憶があふれてきました。

 

押し入れの中、大きな木の下、倉庫の隅っこ、たくさんの傘の下、色々なところに秘密基地を作ったこと。弟とこいのぼりを履いて「人魚ごっこ」をしたこと。

ガムテープで腕を巻いて「レオ！アストラ！」とウルトラマンごっこをしたこと。

飼っていた猫の前をはねて、トカゲのしっぽを瓶に集めていたこと。

 

毎日「楽しい」にあふれていた子どものころの環境を支えてくれていたのは、両親や、周りの大人たちだったと気づかされます。

 

「正解を探すんじゃなくて、自分の“やりたい”を育てよう」

そんなダダさんの言葉が、会場にいるひとりひとりの胸に、静かにしみこんでいくのがわかりました。

 

戦後、私たちの親や祖父母の世代が、めちゃくちゃ頑張ってくれたおかげで、日本の経済は成長し、大きな国にも負けない経済大国となりましたが、その過程の徹底的な合理化で、人と人とのつながりが切れてしまいました。

 

「モノだけでは、人は幸せになれない」

社会全体の機能不全を知らせてくれるのは、大人たちに「苦しい」と叫んでくれている子どもたちなんだ、だから対話で社会を豊かにしよう！と様々な活動を進めているダダさん。

今こそ、これからのハッピーを見つける旅に出る時なんだと強く感じたハピクエでした。

 

「前提を疑ってみて」——

そのダダさんの言葉を胸に、これからも一緒に、ハッピーを探求していきましょう。